About Us

私たち立教大学国際法研究会は、2025年3月に新設されたサークルです。

大学対抗の国際法模擬裁判大会への出場を通じて、

法的思考力やリサーチ力、プレゼンテーション能力の向上、

リーダーシップの育成を目指しています。

国際法の基礎を学び模擬裁判への地盤を形成する定例会、夏合宿での模擬裁判演習を予定し、

2026年春からは実際に大学対抗の国際法模擬裁判大会への出場を目指しています。

そもそも国際法とは?

 国際法は、「主として主権国家相互の関係を規律する法」と定義されます。言い換えれば、主に国家と国家の間のルール、となるでしょう。

 国際法は一般的な法律と同じように、当事者の権利や義務を定めるものです。ただし、その当事者は国民や企業ではなく、国家です。例えば、A国の行為がB国に不利益をもたらした場合、A国はB国に何を求めることができ、逆にB国はA国に対してどのような埋め合わせをしなくてはならないか、を規律するのが国際法です。

 ここまでは憲法や刑法、民法といった国内法と似ていますが、国際法はそれらとは大きく異なった特徴を持ちます。例えばそれは「法源」です。「国際法」という法典は存在せず、「条約」や「慣習国際法」、「法の一般原則」など複数の法源が存在し、また条約の定める義務が慣習国際法として認められるケースがあるなど、それらが互いに密接に関わっています。よって国際法を適用する際にはどのような規則がどの国家を拘束するのかを見極める必要があり、そこにも見解の相違が発生します。

 また、国際社会には中央集権的な機関が存在しないことも国際法の特徴の1つです。日本国内で犯罪を犯した者は、刑法に従って罰金や懲役などの刑罰が科されます。国家が国際法に違反したときはどうでしょうか。当たり前ですが国家を収容する刑務所は存在せず、当事国の合意なしに一方的に罰金の支払いを命じることのできる機関もありません。

 このように、国際法は皆さんのイメージする法律とは違う部分があるのではないでしょうか。

国際法は、国際社会が直面する平和への新たな脅威に対応するため、日々進化を遂げています。

国際法模擬裁判とは?

 国際連合の主要な司法機関として位置付けられている国際司法裁判所(ICJ)を舞台に、2つの架空の国家を代表して同国家間の法的な紛争の解決を目指すのが国際法模擬裁判です。

国際法模擬裁判大会では、事前に提出する書面の質と大会当日の弁論の質による総合評価で勝敗が決まります。優勝するためには、個人の努力だけでなく、チームで協力して質の高い書面を作成し、その後、弁論練習を重ねて万全に準備を整えることが求められます。

年間スケジュール

RILSの2025年度の年間行事予定です。変更になる場合があります。行事予定詳細について気になる方は、お気軽にお問い合わせください。